全九州高等学校剣道大会

　熊本県菊池市におきまして全九州高等学校剣道大会が開催され、１年生女子安武聖菜が個人戦の部に出場しました。
　以下試合直前の監督と聖菜の会話

聖：せんせ～、私の中にはもう一人の誰かがいるんですよ～。その誰かさんが、「あそこを打て」とか、「危ないぞ」って教えてくれるんです。でも、ご機嫌が悪いときは部屋に閉じこもって出てこないんですよね～。

監：へーー、そーなん。じゃあ、今日はご機嫌が良いといいねーー。

聖：へへっ。せんせ～、作戦とかないんですか～？

監：どうせ考えて試合してないやろ？出たとこ勝負でいいんじゃね。

聖：へへっ。

試合開始
対與世田選手（沖縄１位）
　序盤から軽快に攻める。臆することなく上を攻める。２，３手交えた次の瞬間間が詰まった。思い切って乗った面に相面を合わせられる。その後果敢に攻めるが相手の防御は固い。見せ場なく試合終了かと思われた終盤、捨てきった跳び込み面を放ち面有り。数秒後４分の笛が鳴り延長戦へ。互角の展開を見せたが、最後は面に跳んだところ出小手を切られ敗れる。

監：初めての九州大会どうやったか？

聖：・・・。やれないことはないですね。

監：ほーーー、頼もしい。内容は悪くなかったぞ。

聖：あーあ、相小手面打っとけばよかったなーー。

監：それは結果論やから仕方ない。

聖：あのときもう一人の誰かが「面に行け」って言ったんです。私は危ないぞって言ったんです。でも「行けーーー！」って言うから面打ったら小手打たれました。あのときの誰かさんはきっと桑野先輩（３年男子）です。せんせー、桑野先輩を指導しとって下さい。

監：・・・。

　といった感じで本人にとって始めての九州大会を終えました。力的には十分通用しています。次は団体であのステージにたどり着けるようチーム力強化に努めなければなりません。まずは玉竜旗に向けて頑張ります。
　負けたあとも３年男子桑野先輩のせいにするところあたりさすがです・・・。桑野先輩はわざわざ後輩の応援に熊本まで来てくれていたのに・・・。


　先日のＯＢ会は九州大会と重なったため参加できずに申し訳ありませんでした。聖菜の九州大会に際し先輩方からの激励、記念品など大変感謝いたしております。この場を借りてお礼申し上げます。

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